去年末から使っていた統治者型ボロスキティで一応Tier1デッキを使っているときの目安にしている構築レーティング1900に到達したので超久々に書きます。
直近では5リーグ連続で5−0の28連勝のレーティング1924という自身の最高記録に近い上振れもし絶好調でつい勝ち語りしたくなりましたのでお付き合いください。

簡単なデッキ紹介

デッキリスト
https://www.mtggoldfish.com/deck/977117#paper

・現在Tier1の一角で、除去が豊富でEtBで得をしないクリーチャーを主力にしたデッキに強い。逆に熟考漂いのようなEtBでアドバンテージが取れるクリーチャーを多く採用しているこちらより消耗戦に強いデッキや除去ができない呪禁オーラが苦手である。しかし赤白はpauper界のサイドボード最強色であり、サイド後柔軟に対応できるのでマッチ単位で考えると絶望的な相性が存在しない。
・きらめく鷹やコーの空漁師が着地した時、場にある予言のプリズムや錬金術師の薬瓶などのキャントリップ付きアーティファクトを回収し出し直すと実質手札を減らさずにクリーチャーを召喚することが出来る構造になっている。またこれらのアーティファクトや検査官の手がかりトークンなどにより、アーティファクト土地を加えることによって超強力な感電破を採用できる。
・弱点は、ドロー操作やサーチがないのに、相手のデッキや状況によって引きたいカードと引きたくないカードの差が激しく、コントロール相手に除去ハンで何も出来ずみたいなことやキャントリファクト引けないor引きすぎなど噛み合わない場合が多く、マナフラッドもしやすいこと。
・長所であり短所であるのが、ロングゲームになりやすいということである。守りに寄ったデッキであり、ミラーマッチなど対戦相手も守りのデッキの場合ライブラリアウトや時間切れになることも多い。1ゲームが長いことを苦にすることがなく、MOの操作に慣れていて相手より時間を使うことが少なく、時間切れでの勝利も一つの戦略と考えられる人向け。そういう人には長所になり、そうでない人には短所になる。

メインボードカード考察
クリーチャー編

きらめく鷹:ほぼ4枚固定スロット。プリズムや薬瓶を出し直すことで実質3マナ2/2飛行キャントリ分割払い可という性能。キャントリファクト引けてないと途端に凡性能に。これを嫌ったのか3枚になってるリストがたまに有るが引きたいときに引けないほうが10倍痛いと感じたので4枚。即除去されそうな除去コン以外でブロッカーが欲しい時や土地が止まった時などファクト土地を戻して仕方なく出すこともある。着地した時ファクト壊されて死ぬことがよくあるのでサイド後はケアしよう。
コーの空漁師:絶対的4枚固定スロットでデッキのエース。プリズムや薬瓶を出し直すことで実質4マナ2/3飛行キャントリ分割払い可という性能。鷹と違って全部戻せるのでスレイベン戻しでも実質キャントリにできるなど応用範囲が広い。(回復など土地のEtB再利用、統治者出し直し、未達出し直し、クリーチャー出し直しで擬似警戒、オーラやマイナスカウンター剥がしなど)
スレイベンの検査官:ほぼ4枚固定スロット2。貴重な1ターン目にできるアクションでコントロール相手に初手で着地できると地味に強い。これもたまに3枚になっているがデッキが回らなくなりそうな気がするので4枚。
宮殿の歩哨:0〜4枚。メタや状況次第で強弱の差が激しい。出せない状況でハンドに重なると悪夢なのでメイン1にしてるがそのせいか最近ミラーマッチで不利になりがち。しかしメイン3はクリーチャーデッキ相手にどうすんの?とか思ってしまう。最近ストンピィ消えたしいいのかな。値段に目がくらんで2枚売ってしまったので増やせないのが痛い。
道の探求者:0〜4枚。デッキの方向性と若干噛み合ってないがファクト出し直しと相性がいい。もちろんライフゲインはアグロデッキに強く無理ゲーな呪禁オーラにメインで勝ち筋になる。他のクリーチャーと違ってEtBでアドバンテージが得られず落とされると美味しくないので赤のデッキ相手にはなるべく断片構えや稲妻構えのタフネスアップで守れるようにしてから出したい。黒除去には無力。

スペル編

稲妻、感電破:4枚固定、説明不要だと思うがあえて言うなら金属術達成出来てないことがよくあるので見落とさないようにしよう。ファクトを割られやすいサイド後は2点火力になる覚悟で。
虹色の断片:0〜3枚。サイドボード用カードだったが統治者との相性の良さからメインに積まれることが多くなった。ビート系デッキ以外にもダメージ除去に対して気軽に1・2交換が取れコントロール相手にも意外と腐らない。 重なると流石に鬱陶しいので個人的には2枚までかな。
未達への旅:1〜3枚。タフ5以上や不死頑強再生クリーチャー用の除去。一応本体火力にもなる赤除去と違ってコントロール相手には本当引きたくないので一枚だったが、すぐタフ4以上になる白英雄的の流行があるのと最近の青黒コンはアンコウ入りが多いので、現在3枚に増やしている。
忘却の輪:0〜1枚。柔軟になった未達への旅。呪禁オーラへのメインでのせめてもの抵抗。またミラーマッチで相手の未達を隠すことで隠されたクリーチャーのEtBを再利用できる。
かな切るときの声:2〜3枚。バーラン系などのシナジーは特にないが単体で十分強いので採用されているカード。メインで相手は非常に処理に困る。万が一4匹まとめて流されても1:1交換。
主の募兵、炎の突き:0〜1枚。マナフラ受けの一枚引きたいカード。両方便利だがときの声との相性で主の募兵に一票。カウンターされてしまった後に主の募兵があるとときの声の裏が打ちやすくなる。一回欲張って両方積んだら両方引いた時弱すぎた。
信仰無きものあさり:0〜1枚。マナフラ受けカードその3。土地捨て以外にも2マナファクト引きすぎて邪魔な時とかバーン相手に断片3マナ構えてる暇がなさそうな時に墓地に落としたり普通に強いけど上2種とケンカすると思って抜いた。
胆液の水源、カルドーサの再誕、農民の結集:統治者型になって消えたパッケージだがミラーマッチでたまにこれ使われるとクソきついので十分考える余地あり。実際一時期こっちに回帰してた事があった。
忘れてたカード追記
炎の稲妻:0〜2枚 除去をこれにしていると裏を使えるまで長引くようなマッチアップで多少強くなる。
天界のほとばしり:0〜1枚 戦闘時限定布告。メインから呪禁に勝ちうるカードだが戦闘時限定というのが他のデッキに予想以上に使いにくい。相手のターンに白白立てるのキツすぎ。

土地編
アーティファクト土地:5〜8枚。感電破のために入ってるファクト土地。キャントリファクト引けないときに仕方なくきらめく鷹を出すときにも地味に役に立つ。サイド後割られるのを嫌って枚数を減らしてる人が多い。あまり減らすとこのデッキ使ってる意味が無いが赤相手にサイド後極力引きたくないので8枚積みするのは怖い。
バウンスランド:2〜4枚。1枚で2枚分の働きをする強力な土地。また特殊土地のEtBを使いまわす、置いたサイクリング土地を回収してカードを引く、拾った土地を主の募兵に使うなど便利。序盤に動きづらいことと割られたり返されたら一気に2マナ分遅れるという欠点は有る。初手にバウンスランドしかないと何もできなくなることにも注意。ボーっとしながらやってるときに土地2枚あるからキープしたら両方バウンスランドということもあった。
サイクリング土地:1〜8枚。マナフラが天敵のこのデッキの強力なサポート。欠点はタップイン。赤の方が1ターン目アンタップインしたいので自分は白をサイクリング枠にしている。
光輝の泉:1〜2枚。回復できる土地でリスクは色事故。MOはバーンが多いので色事故で困ったことよりゲインに助けられたことのほうが多い。
亡骸のぬかるみ:0〜1枚。クリーチャー回収。バウンスランドやコーの空漁師で使いまわせる。特にコーの空漁師が複数落ちているとそれぞれのEtBでこれを回収することによって全部回収できる。次のターンに回収したカードに対して準備されるのでできれば手がかりやキャントリファクトで回収したターンに手札に加えたい。また消耗戦でのライブラリアウト対策にもなる。
ボジューカの沼:0〜1枚。墓地対策。ぬかるみと同様に使いまわせる。自分は採用してないが同型で相手に使われ持ってないと不利に感じた。
灰のやせ地:0〜2枚。色事故とタップイン地獄を両方うまく解消しようという苦肉の1枚。無色でいいからアンタップイン欲しい場面は多い。基本土地は少ないのですぐサーチ先がなくなるがそのときには赤白出るしプリズムも引いているだろうから無色で出しても困らないだろうという理屈で採用中。

サイドボードカード考察
電謀:説明不要のタフ1多めデッキへの赤の定番サイドボード。
クラーク族のシャーマン:タフ2以上の横並び用。呪禁オーラやエルフでタフ2以上にされると無力になる電謀と散らそう。ファクトの枚数によっては親和のようなサイズの横並びも流せる。複数回起動は操作性がクソなせいで失敗しやすいので練習しておこう。(Ctrlキーを押しながら能力を起動。自分は未だにたまに失敗する。)また裏返しコンボに対してもタフネスアップに合わせて起動を重ねられるので電謀に比べて非常に強力。電謀に比べて採用数が少ないのが謎。
ゴリラのシャーマン、古の遺恨:親和への基本サイドボード。ゴリラはミラーマッチでも土地や手がかりはもちろんロングゲームになりやすいので5マナ払ってキャントリファクトを割ることも多い。土地以外あんまり割りたいもの思いつかないからゴリラおすすめ。買えないなら統治者売っぱらってトークン型にしてでも買うべき。強さはもちろん他のデッキにも流用できるから。
孤独な宣教師:ライフを詰めるデッキへの基本サイドボード。空漁師で回収して出し直そう。
軍旗の旗手:主に自クリーチャーを対象に強化呪文を打つデッキに対して採用。また焼尽の猛火を喰らわないようにすればバーンの一回火力を吸える。
紅蓮破:説明不要の赤の定番サイドボードNo.2。相手が5マナに到達しそうなターンは赤1立ててターンを返そう。
大祖始の遺産:墓地対策はもちろん、ロングゲームになりやすいこのデッキではタップ能力起動で相手の時間を攻める事が有効である。
鋭い痛み:メインから一瞬の平和積みまくりトロン対策で積んでいたが、最近トロンは除去でクリーチャー対策するほうが主流になってきたので抜いた。一応ミラーマッチなどの断片にも有効。
コーの奉納者:空漁師と相性がいいカードだが、サイドボード激戦区の赤白にはもっと尖ったカードを積みたい。自分が積むならメイン。
天啓の光、貴族階級の哄笑:オーラ対策。プリズムで一応裏も打てる。自分は天啓の光使ってるが貴族階級の哄笑のほうがいい気がしてきた。
墓の刈り取り:madaramebkさんおすすめのミラー対策。自分より消耗戦に強いデッキにもこれが決まればひっくり返る。
防御円:虹色の断片で十分という印象。呪禁オーラ以外にはオーバーキル。

マッチアップ編もそのうち書きます。ぶっちゃけデッキとカードの説明とか誰でも書けるけどマッチアップ考察は難しそうで変なこと書かないか不安になってきた。


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